ようこそ 農事組合法人 三水うまいちへ

 ~魅力ある農業を次世代へつなぐ~

 

はじめまして、農事組合法人の代表をしています楢木明です。
当法人は、平成24年8月に法人化し組合員17名と常時雇用2名で農業経営をし、現在に至っています。前身は、平成4年に11名で馬市機械利用組合を設立し、地域の農地を守ってきました。これは今も続けています。

 

【モットーと経営理念】

モットーは
『効率よく効果的に』

 

経営理念

「地域から信頼される組織であること」

「地域から必要とされる組織であること」

「地域に誇れる組織であること」

 を掲げ活動をしています。

 

法人概要

構成員は17名で役職は、代表理事(組合長)を含め、理事4名、監事2名、オペレーター7名(うち常時雇用者2名)となっています。

代表理事以下、監事、「総務部」、「栽培部」、「機械管理部」に専門の役員を配置し、部門ごとの責任体制を明確化しています。

★所在地★
福岡県筑紫野市大字西小田64番地67

 

主な取組

農業機械は、個人で所有・更新は行わず、組合に集約することで合意しています。

作付の検討は、栽培部門を中心に役員会で検討を行い、組織としての作付計画を策定し実作付は個人の意向ではなく、組織の計画に基づき行うことで合意しています。

農地中間管理機構を活用して、構成員の農地を法人に集積し、高齢化等でリタイアしても地域の農地を守っていく体制を整備しています。

◇過去の主な受賞
平成29年度全国麦作共励会(集団の部)において
全国農業協同組合中央会長賞受賞
令和2年度全国豆類経営改善共励会(大豆集団の部)において
全国農業協同組合連合会会長賞受賞

 

『特徴的な取り組み』(つくり手のこだわり)

(1)園芸品目の導入
    収益性の高い農業経営に向けて、H30年に白ネギの栽培開始。H31年からは、エダマメとキクイモの作付を開始した。また、R2年から地域内のハウスでアスパラガスの作付を開始。
R3年には、白ネギ及び枝豆の調製施設を設置。出荷調製には、構成員の家族をパートで雇用しており、地域の雇用創出にも貢献している。

(2)常時雇用の導入
    園芸品目の導入により周年栽培体系を確立したことで、R2年から地域内の若手2名を常時雇用している。組織のオペレーターとして機械作業等を行うほか、アスパラガスの栽培管理責任者を担っている。常時雇用を将来の法人運営の中核を担う後継者として育成することで、永続的な水田農業経営の確立に取り組んでいる。

(3)水稲の乾田直播栽培
    水稲の育苗や苗運び等の負担軽減、田植時期の作業分散を図るため、H31年から乾田直播栽培に取り組んでいる。
他品目との土地利用調整を図りながら計画的に拡大を進めており、R4年産水稲における乾田直播栽培の取組面積は組織の水稲面積の3割を占める。(R2年2.5ha⇒R3:3.4ha⇒R4:4.5ha⇒R5:5.2ha)
技術定着を進めつつ、取組面積を拡大している。

(4)スマート農業機械の導入
    R4年にドローンを導入し、病害虫防除(水稲・麦・大豆)や追肥(水稲・麦)に活用している。
    品種を団地化して作付けしているため、より効率的に作業を行うことができている。
また、ほ場管理システム(KSAS)を導入しており、ほ場毎の生育や作業状況、収量等を把握し、管理作業の効率化を図ることで経営改善に取り組む。

(5)ほ場の大区画化
    令和4年から管理ほ場の畦畔を取り除き、ほ場1枚の面積を1ha程度に拡大している。
    ほ場を大区画化することで、大型機械の性能を活かした生産性の改善やコスト低減を図る。
    管理する畦畔が減るため、夏場の草刈等の負担軽減にもつながっている。

(6)農福連携
  露地野菜は一部学校給食への提供もあり、除草剤を使用しない減農薬栽培に取り組んでいる。
  課題となる除草作業は、農福連携の取組みにより、福祉施設利用者に作業を依頼している。
  高齢化により働き手が減少する中、新たに雇用の場を拡大し、労働力を確保することで、生産の維持・拡大を図る。

 

 

白ネギの調整の様子

枝豆の選別の様子

安全確認の様子